音楽監督・指揮者

指揮 福田一雄

 1931年東京生まれ。5歳より絶対音感早期教育を受け、幼児期よりピアノをポール・ヴィノグラドフ氏(元モスクワ音楽院教授)に師事。

 学習院初等科に入学、中等科、旧制高等科を経て学習院大学政経学部に籍を置く。東宝交響楽団(現東京交響楽団)、東京フィルハーモニー交響楽団など数多くのオーケストラのピアニストを務める。「白雪姫」「不思議の国のアリス」等、子どものためのバレエの作曲も数多く手がけ、バレエ界に深く関わるようになる。1957年”バレエ音楽の夕べ”を企画し、日本フィルハーモニー交響楽団を指揮し、本格的に指揮者としてデビューした。また、NHKの「世界の音楽」、テレビ朝日系列の「題名のない音楽会」の指揮者として国内外の有名ソリストと共演。

 学習院の音楽教育にも精力的に参加し、初等科の管弦楽や合唱の育成、及び、天皇陛下もメンバーのお一人であった学習院OB管弦楽団の音楽監督、常任指揮者も務める。

 2007年シアターオーケストラトーキョー音楽監督に就任。新国立劇場バレエ研修所講師。「舞踊ペンクラブ賞」「橘秋子特別賞」を受賞。

著書に「バレエの情景」がある。日本指揮者協会幹事長。